医者の白衣の長さの秘密☆

医者って白衣長いですよねぇ
コートみたい。

理学療法士とかは腰までの丈なのに・・・

ちゃんと歴史的な理由があるのです!!!

それは

   大学出身か否か!

以上。

救急医や手術をするときといった,現場系の先生は腰の丈です。
これも先の理由のもっと深い理由が!

もともと医者は内科医のみです。(ヒポクラテスは今で言う内科医です。)
診察と投薬のみが【大学出身】の医者の仕事でした。
具体的には400年前のアンブロワレス・パレの書物にここら辺の差別について出てきます。
外科は?
大学出身では無い,当時床屋外科と呼ばれた人に行わせていました。(先のパレは床屋外科出身で整形外科の医学書を初めて書いた現代整形外科の元祖です。ちなみに当時ラテン語しか認められていなかった医学書の時代に初めてフランス語で医学書「パレ大全」を執筆したことでも歴史に残っています。さらに言えば,パレは戦争で負傷した腕・足などを切断し,その切断面の手当ての方法を確立したのであり,整形外科とは単に四肢の切断屋です。床屋外科が無くなり医師が自ら外科を行うようになって少しずつ裾野が広がった,という状態です。なので手術するという方法以外の知識に乏しいのが整形外科です。外科とは【"外道"の外】が語源でして,手術をするというのはもっての外,という歴史があります。今でも手術をしなくて済むならその方が良いとされていますよね。)

そんな長い歴史の中で作られてきた文化が白衣の長さなのです。
看護士の方のは医師とは区別されます。

ちなみに,救急専門医の先生といった,現場に即した医師は今でも白い目で見られる傾向にあります。
死にそうな人をその場で助ける技術よりも,内臓を専門にする方が格が上に見られる。
大学出身=内科 それ以下=外科など といった悪しき文化が現代の日本にも受け継がれているのでした。