財政出動という名の詭弁

財政出動というのは詭弁で,返すつもりの(ほとんど)無い借金をすると言っているのに過ぎません。■

財政出動という言葉で雇用を創出し・・・とあります。
うそではありません。
しかし,一般の私達が思い描くのとは全く異なった意味で,この言葉を使用していることに気をつけましょう。

というのも,【創出】無から作り出しているのです。(この程度だと言葉遊びに思われますが,こんな程度ではありません。)

また,財政出動というからには,【元】があって,いつか【出した分は戻ってくる】というのをイメージしてしまうでしょう。

違うのです。

一旦,財政出動で出したお金を取り戻すことに政府はあまり関心を示さないでしょう!

というのには,以下に示す現代の通貨システムの本質があるからです。

  1.完全な【不換紙幣である】
  2.なので,無からお金が出てきている。
  3.つまり,最初は誰もがお金を借りるところから始まっている!(政府・国・銀行は日本銀行から借りている)

  A.そして,1兆円借りて(負債)1兆円の雇用を作って(資産)いる
  B.1兆円が給与(労働の対価)として支払われ,そこから国内の経済が動く。(衣食住の提供者に支払いをする事で)
  C.国内に1兆円お金の流通が生じる

  なので,1兆円を日本銀行へ返済したら,国内でお金の流通が無くなります。
  具体的には貨幣が無くなるのです。(ビックリ!?)

でも,学校の教科書に書いてあることですよね? 日本銀行からお金を【借りる】ことから始まっているのを,他の表現で誤魔化しているだけです。
負債と資産は同じ金額ですから

   【国家でいえば,債務と資産でプラスマイナス・ゼロ】

債務,つまり借金があるから国家の資産があるわけです。
ですから,財政出動というのは詭弁で,返すつもりの(ほとんど)無い借金をすると言っているのに過ぎません。
返すに従って国内経済が停滞します。

えぇ~,思い込みが激しすぎ~ とか言われそうですが,

■不換紙幣発行開始以来,国の借金が順調に減った試しが歴史上無いことからも,残念ながら・・・■